佐倉自然栽培貸農園について

1. 【2024年度】のお申込みについて

2.「佐倉自然栽培貸農園」ルール

導入

この貸農園は、無農薬・無肥料(もしくは無農薬・無化学肥料)の自然栽培が楽しめる農園です。12年間無農薬で作物を育てていた畑であり、土の状態も良く、化学肥料や農薬を使わなくても作物が十分育つ畑です。

当貸農園は、種を渡し、肥料も渡し、決まった作物を植えて、というような型にはまった、手取り足取り型の貸し農園スタイルではありません。

借りた区画で、みんなが自由に種や苗を植え、自由な自然栽培方法で、好きな作物を育てるといったスタイルです。なので、作物が出来る、出来ないも自己責任。でも、それだけに楽しみや学びも多いと思います。

みんなが、気持ち良く畑を使い、又地元の方々とも良好な関係を築き、土地の活力も保ちながら、将来に渡って畑の良い状態を維持していく為に、一定のルールを設けさせていただきました。

この畑が、都会の方々の憩いの場となり、そして真に安全な野菜作りを学べる場所となることを目指していきたいと思います。

みなさまも、昔ながらの農法で、土の力、種の力を信じ、活力のある健康な野菜を作ってみませんか?

貸農園使用にあたってのルール

【化学肥料、農薬、除草剤の使用禁止について】
当農園は、化学肥料、農薬、除草剤の投入は一切禁止です。無農薬、無肥料で作物を作って頂くか、もしくは、落ち葉、刈った雑草、もみ殻、藁、化学物質を投入していない平飼い鶏の完熟した鶏糞堆肥が使用可能です。また、お酢のような自然物による虫よけも可能です。
(貸農園で用意している落ち葉堆肥、もみ殻、藁、鶏糞堆肥等、使用可能です)

【当農園の方針、生産した野菜の販売について】
当農園は、農業に関わったことがないような一般の方が、無農薬無化学肥料にて、自分の力で、野菜を作れるようになることを目指す農園です。出来た野菜については、販売目的※を主とせず、自分、家族、親戚、お友達等が食べることを目的として生産してください。
(※マルシェ等にて、少量の野菜を販売することは可)

【単年草・多年草の野菜について】
当農園での生産は、一年内に出来る単年野菜を主とします。ニラやアスパラガスのような多年草の作物は契約区画では原則育成できません。どうしても育成したい際は、園主にご相談ください。

【果樹栽培の禁止について】
果樹等の育成はできません。

【野菜の育成方法、雑草管理について】
育てる野菜やその育成方法は、いろいろな場所や本で学んだ自然栽培、無農薬無化学肥料の栽培方法をお試しください。ただし、雑草の伸ばし放題は厳禁です。ひざ下までの高さとなるよう、契約区画および契約区画隣接の歩くスペースの雑草管理を各自お願いします。雑草管理は、ご自身での対応が原則ですが、どうしても、雑草への対応が追い付かない場合、有料の雑草処理を申し込むことができます。

(雑草処理請負料金)
 1畝1回あたり
 ・夏場(7月~9月):8,000円 (半畝5,000円)
 ・春/秋/冬場(4月~6月、10月~3月):6,000円 (半畝4,000円)

【種、苗について】
F1種、固定種・在来種の種、苗について使用可能です。種苗店やホームセンター等でお買い求めください。(まれに病気等蔓延している地域の苗等の使用は、場合によって使用制限が入る場合がございます。その場合は、園主よりご連絡いたします。)

【ビニールマルチの使用について】
ビニールマルチの使用は可能です。ただし、生分解性マルチは使用禁止(まだ土への影響が見極めされていない為)です。ただしマルチ等の廃棄物は、各自お持ち帰りいただき、お住いの自治体で処理願います。

【ゴミの持ち帰りについて】
ご自身で出したゴミは、各自お持ち帰りください。コンポストで処理できるようなゴミ(残渣等)は、畑内の堆肥場に捨てることが可能です。

【近隣の方への騒音防止について】

スピーカー、拡声器、ドラム等、大音量で50mを超えて聞こえるような演奏器具等の使用は禁止です。(周囲20m程度に聞こえる歌、演奏(フォークギター等)、講義用スピーカーの使用は可能です。)

【共用農具の使用について】

・農具(鍬、鋤、三角ホー、草刈り機等)を共用で使用できます。ただし鎌やはさみ等の小物道具は、各自でご用意ください。
・共用の道具を使用した場合の農具についた土は、使用後は落として返却してください。雨水を使って農具を洗う必要はありません。(水は貴重なので)
・個人で購入した農具(鍬、鋤、三角ホー等)は、農園倉庫に置いておくことは可能ですが、紛失は自己責任になります。道具に名前を必ずご記入ください。

【宗教の布教活動、政治活動への勧誘、マルチ商法やその類の物品等の販売活動禁止について】

佐倉自然栽培農学校及び貸農園は、純粋に農業を学ぶ為のフィールドです。
みんなが、気持ちよく農業を学び、実践できるよう、この農学校およびこの貸農園で知り合った方々の間での、宗教の普及活動、政治活動への勧誘、高額なサービス、物品、スクール等のセールスは一切禁止です。

【お手洗いについて】
・畑内にトイレはありません。
・水洗トイレは、畑から歩いて約2分のところに川村美術館のトイレ(営業時間のみ利用可能)があります。ただし長靴等で泥のついた靴でのトイレ使用はできません、泥のついていない靴に履き替えた上でご利用ください。
・車で3分のところにコンビニ(ローソン)があります。
・女性や女の子のおしっこ、また急なもよおしの場合、お隣の畑にある縄文式トイレが利用できます。ただしこのトイレは、自然循環型トイレである為、ティッシュべーバーの使用は厳禁です。自然の葉っぱを利用し、使用後にもみ殻を投入する方法になります。利用前に園主の利用説明を受けてから、ご利用ください。 (男性や男の子のおしっこは、畑脇の竹林にて)

【水場について】
畑には、雨水タンク(作物の水やり等に利用)はありますが、飲料に適した水場はありません。各自飲料水をお持ちください。

【キャンプ、焚火の禁止】
当該畑でのキャンプ、焚火は禁止です。
尚、バーベキュー等を実施したい場合、必ず園主にご相談ください。火災を起こした場合の賠償責任は、ご本人の責任になります。

【駐車スペースについて】
畑には10台程度の駐車スペースがございます。

【電車での畑へのアクセスについて】
・畑はDIC川村美術館から徒歩2分のところにあります。ですので、京成佐倉駅またはJR佐倉駅から美術館行きシャトルバスに乗車して美術館まで来るのが便利です。ただし、泥のついた靴でのバス乗車は厳禁ですので、替えの靴をご持参の上、バスを汚さないようご注意ください。また美術館来訪者用のバスですので、美術館や美術館内の公園にもお立ち寄りください。
・市営バスだと、JR物井駅から、コミュニティバスが出ています。西福寺のバス停で降り、徒歩5分くらいです。

契約について

【契約区画の広さと料金について】

・1畝15,000円/年間 (契約区画:長さ14~15m相当×畝幅120㎝ 加えて両サイド30㎝の歩くスペース)
・1年毎の契約更新(4月1日~翌年3月15日迄)です。契約区画の場所は、原則毎年変わりますが、ある程度可能な範囲でご希望承ります。(年度跨ぎの作物を栽培していて同じ場所を希望する場合等)
・契約区画毎の間に60㎝の歩くスペースを設けます。自区画に近い30㎝幅が自身の管理スペースとなりますが、お隣の方とお互い協力しあいながら、歩くスペースの雑草管理をお願いします。また、お隣の畝へ自身の作物や自身の畝に生えている雑草が掛からないようにご配慮をお願いします。
・借りた契約区画を一年間通して管理出来なかった方(注1)、また当該の貸農園のルールを守って頂けない方については、次年度の契約更新は行わないのでご注意ください。

(注1)借りた区画を一年通して管理出来なかった方とは、借りた区画と歩くスペースの雑草をひざ下程度の長さ以下に保って頂くこと。もしくは、それが難しい場合、有料の雑草処理の依頼をして頂くこと。その両方を行って頂けなかった方。

【借りられる畝数】
・1家族(1チーム)1畝まで。
・半畝(7m相当×120cm)をご希望の方は、8,000円/年間
・かぼちゃ、スイカ、とうがんといったウリ系を栽培したい方は、1畝の平面では経験上収まりきれないので、上に伸ばす立体的な栽培方法での工夫をお願いします。

【利用開始】2024年4月~ (1年分の契約料前払い)

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